【腫れたニキビ】適切に治療した場合と放置/つぶした場合について
#ニキビ治療 #ニキビ跡治療 #美容皮膚科 #RF治療
炎症性ニキビの中で深部で炎症が起こりなかなか外に排膿しない、こもったニキビができやすい方は多いかと思います。
保険診療で治療すると、このタイプのニキビに外用剤はほとんど即効性はなく、抗生剤(感受性のある)や漢方薬の内服や穿刺や小切開を加えたりして排膿させます。抗生剤も薬剤抵抗性をもつアクネ菌の場合、抗生剤の効果はでません。しばらく内服していただき、無効であれば変更してしばらく経過観察となります。漢方薬は即効性もあるものもありますが、多くは数週以上内服を継続して緩徐に効能が現れるため、補助的に使うケースが多いように思います。
自由診療の場合、絶縁針RFで患部を加熱することで殺菌し炎症を鎮静化させます。これは無差別にアクネ菌は死滅しますので1-2週で患部はおさまることが多いです。
腫れあがったニキビは数週以上持続すれば皮膚の中で毛の組織がやぶれて周囲に炎症が波及します。結果としてニキビ跡の原因となります。放置しても、効かない治療を延々と続けても、不適切につぶしても同様のことは起こります。ニキビ跡を形成するかどうかは炎症が起こってから1-2週が重要なように思います。
治療前→3カ月後→6カ月後
法令線のすぐ外側にできた赤いニキビを絶縁針RFで治療していますが、3カ月後、半年後、陥凹したニキビ跡は形成されていません。
頬の下の方は治療が遅れ浅いニキビ跡(赤い部分)を形成しています。
治療前→3カ月後→6カ月後
他院で穿刺排膿処置を受けていますが、うまく排膿されず内出血になっています。その後、ニキビ跡を形成しました。
ニキビ跡治療(自由診療)を継続すればある程度めだたなくなっていきますが、治療コストと治療期間がかかります。
炎症性ニキビは早期に適切な治療を行うことがニキビ跡予防になります。