ニキビ跡 クリニック こじまクリニック東京 | 中央区八丁堀 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 宝町駅より徒歩3分 ニキビ跡 肉割れ 毛穴治療

〒104-0032 東京都中央区八丁堀3丁目2-5 八丁堀医療ビル4F

03-3206-2822 自由診療予約はこちら

診療時間

午前 10:30~13:00

午後 14:00~19:30

15分前に受付終了

休診日:水曜、日曜、祝日

【ニキビ跡】自己真皮フィラーとパンチ植皮の違いについて

【ニキビ跡】自己真皮フィラーとパンチ植皮の違いについて

径が小さく深いニキビ跡が適応になるパンチ植皮という治療がありますが、パンチ植皮は他の健常皮膚を採取し、表皮から真皮まで全層をそのままニキビ跡の部分に移植する、ピンポイントの全層植皮(皮膚移植)です。白斑などで行えばミニグラフトなどと呼ばれますが本質的には同じです。植皮は本来皮膚欠損を充填するために他の部位から皮膚を分けてもらう治療です。

これに対して当院で導入した自己真皮フィラーですが、パンチ植皮と同様に他の健常皮膚を数ミリ径で採取します。皮膚表面は取り除き、真皮以下の深い部分のみを粉々に粉砕することで注射することが可能になります。通常の組織はそのままでは針から通りませんので注射なんてできません。ですので内容としては真皮部分移植といってもよいかと思います。

パンチ植皮と自己真皮フィラーの違いは、
パンチ植皮はニキビ跡の部分もくりぬいてそこに植皮しますので皮膚表面に傷ができます(丸い傷ができます)。この丸い傷は3ヶ月くらいは赤みがでますので手術と同様にそれなりにダウンタイムが長い治療になります。植皮して生着しても数ミリの丸い傷ならいずれ目立たない傷にはなりますが、数が多く密集すると敷石状の外観になったりします。

自己真皮フィラーはニキビ跡の部分は注射するだけなので、針痕や内出血が生じることはありますが、ダウンタイムは軽いものになります。ただ、パンチ植皮も自己真皮フィラーも健常皮膚から数ミリ皮膚を採取しますのでそこには傷ができます。数ミリであれば1-2週で傷はふさがり、いずれほとんど目立たなくなります。

ただ、自己真皮フィラーは真皮成分を粉々に粉砕してから注射していますのでそこに含まれる線維芽細胞(コラーゲンなどをつくる細胞)からヒアルロン酸やコラーゲンなどの真皮成分が作られ、十分なボリュームになり、安定するまで3ヶ月以上かかります。即効性と形状保持のためヒアルロン酸を少量併用しますのでこちらは半年ほどで吸収されます。半年ほどたってニキビ跡が十分なボリュームにならない場合は再度治療を行います。

自己真皮フィラーはある程度深めのニキビ跡が対象となります。毛穴や全体的な肌質改善、アイスピック型などの深い点状のニキビ跡には向いていないと思います。しかし、健常な真皮成分を瘢痕部に注射することで組織の組成が変わり、質感が正常に近づきます。これはレーザー治療含め、その他の破壊的要素をもつぼかし治療とは少し違う治療と言えます。

 

投稿日:2018年6月15日|カテゴリ:ニキビ跡, 院長コラム