【ニキビ跡】治療後に増悪したように見える時期【追記】
ニキビ跡治療の中で
・アブレーティブなフラクショナルレーザー(CO2やエルビウムYAGなど)
・TCA(CROSS)
・プラズマ治療(手作業)
などを施術し、かさぶたがとれた後にニキビ跡が悪くなったかのように見えると感じる方がいらっしゃいます。
かさぶたがとれますと皮膚表面は薄皮一枚はがれたようになります。赤みや色素沈着がでてニキビ跡の角がくっきりして見える時期があるかと思います。その時に増悪したように感じられることがあります。
施術前→施術後1週
またレーザーやプラズマ治療など熱を加える類の施術は施術後しばらく即時的なひきしめ効果によりニキビ跡の凹凸の形状が際立って見える時期があるかと思います。その後も経過を見ていますとコラーゲンの再構築がすすみなだらかになっていきます。
施術後1ヶ月→施術後3ヶ月
ニキビ跡の治療は何らかの形で皮膚にわざと傷をつけています。それが修復し、コラーゲンが増えて厚みがでてくるのはだいぶ後(1か月後以降)になります。施術直後は腫れや内出血の要素が絡んできますので見た目の変化はあまり重要ではありません。施術後数週の変化よりも数か月後の変化の方が重要になってきます。
かさぶたを無理やりとったり、自己流で自己処置をされたりしますと経過が悪くなることがあります。無意識でも皮脂をとろうとして洗顔の圧が強かったり洗顔時間が長くてもかさぶたが通常よりも早くとれる方がいます。愛護的に洗顔してください。
また、施術後すぐに他院でケミカルピーリングなどを受けられたり、別のニキビ跡治療を受けられたりする方がいらっしゃいますが、最低でも4週は治療間隔をあけて肌の回復につとめてください。
ニキビ跡治療は残念ながら1回ですべてを終わるものではありません。治療とインターバル期間を経てゆっくり形状を変えていきます。1回ごとの変化、さらには施術直後の変化に過敏になりすぎてますと治療の一区切りとなる6回の施術も全うすることはできないと思います。
回数を経るごとにニキビ跡は少しずつですが小さくなり浅く変化していきますし、肌質(毛穴やキメ)もよくなっていきます。しかし一定のレベルに達すると頭打ちとなりますのでその後はメンテナンス治療になると思います。