ニキビ跡 クリニック こじまクリニック東京 | 中央区八丁堀 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 宝町駅より徒歩3分 ニキビ跡 肉割れ 毛穴治療

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【ニキビ跡】なぜ剥離系治療が必要なのか

【ニキビ跡】なぜ剥離系治療が必要なのか

角がないなだらかにたわんで凹む形状をしたニキビ跡があります。この形状は便宜的にローリング型といわれていますが皆が癒着しているわけではありません。

①治療前からその形状をしている真のローリング型の方
元々は筋膜上から線維組織がひっぱられ皮膚が牽引されるためにこの形状になります。しかし剥離系治療をしていくうちにほとんど癒着はなくなってきます。しかしながら重症例の方はニキビ跡の部分の真皮から皮下組織のボリュームが周囲と比べると圧倒的に少ないです。そのため癒着がなくなっても若干ローリング型の形状が残る場合があります。

②ボックスカー型が治療の過程で角がとれローリング型になった方
これは真のローリング型よりも少し浅いニキビ跡です。癒着している方もたまにいますが、大半はそうではありません。

 

①にせよ、②にせよ私はだいたい剥離系治療(サブシジョン、スムースライナー、イノジェクター、炭酸メソなど)をした後に表面的な治療(プラズマ治療や炭酸ガスフラクショナルレーザーなど)をします。

ヒアルロン酸などのフィラーを用いれば欠損したボリュームを一時的に補うことはできます。ちなみにフィラーだけでは固いニキビ跡はうまくもちあがりません。ローリング型はよくてもボックスカー型やアイスピック型は全然だめです。架橋されたヒアルロン酸が吸収されるまで種類はいろいろありますが半年から2年くらいでしょうか。フィラーを入れて剥離系治療を行えばヒアルロン酸が溶けてなくなる頃までに自身のコラーゲンですべて置き換わり平坦になるかというと私は疑問です。多くの方は光のあたり具合でできる影、わずかな凹凸差も気にされますのでおそらく後戻りを気にされるのではないでしょうか。

剥離系治療は私の中では表面的な治療の前治療となっています。ニキビ跡治療がなぜ難渋するかというと癒着ももちろんそうですが、深いニキビ跡の瘢痕底までうまくエネルギーが伝わらないからだと思います。毎回剥離して一時的にでも瘢痕底を浮かせてから表面的な治療を行うと効率的だからです。毎回ヒアルロン酸を入れればよいじゃないかと思われるかもしれませんが消耗品となるヒアルロン酸も一般に最低1本5万円程度かかる点、ヒアルロン酸は強く加熱するような施術を行うと変性しうる点(次の施術がやりにくくなる)から積極的には使用しておりません。ボリューム不足が強い方、次の治療までしばらく間隔があく方でご希望があればヒアルロン酸の併用もたまに行うことはあります。写真撮影などで一時的にでもよくしたいという時にはフィラーの選択はありだと思います。(その場合は1カ月以上前に行った方が無難です。)

剥離系治療にもいろんなメーカーから様々な機器がでています。当院にある機器で言うと、スムースライナーは範囲が広めのローリング型で使用していますし、イノジェクターはサイズの小さいボックスカー型で使用しています。コスト重視の方には通常のサブシジョンを行っています。結局、剥離系治療のみでは瘢痕の角はとれないのと、ぼかし効果が弱いので最終的には表面的な治療を行う必要があると思っています。

 

 

投稿日:2017年11月11日|カテゴリ:ニキビ跡, 院長コラム