【再UP】ニキビ跡治療のダウンタイムについて
当院のニキビ跡治療は主に
・プラズマ治療(手作業あるいは機械作業)
・マイクロニードルRF
・TCAピーリング(低濃度あるいはCROSS)
・スムースライナー(サブシジョンRF)
・サブシジョン(針)
をメインに構成されています。フラクショナルレーザーを何度も経験されている方はそれほどダウンタイムでびっくりされることは少ないのですが、初めての治療の方も多くいらっしゃるので改めて記事に書きます。
一般的なダウンタイム
プラズマ治療
強い赤み:2-4日
かさぶた:5-7日
淡い色素沈着:数か月
手作業のプラズマ治療を行った場合の方が少しダウンタイムは長めになります。
途中でかさぶたをはがした場合や日焼けした場合は色素沈着が長く残るケースもあります。
年齢や体質によっても若干前後します。
幹細胞培養液の冷却付エレクトロポレーションを使用した場合1-2日ダウンタイムは短くなります。
マイクロニードルRF
強い赤み:1-2日
かさぶた:5-7日
点状の内出血:まれですが部位によっては消失まで2週間
当院ではこの治療単独で行うことがほとんどないので、プラズマ治療と併用してもトータルのダウンタイムはほとんど変わりません。
TCAピーリング(低濃度あるいはCROSS)
強い赤み:1-3日
かさぶた:7日
かさぶたがとれた後の淡い赤み:6-8週
TCA(低濃度)はアンチエイジングでも使うようなPRXピーリング(TCAは33%)を使用します。したがったほとんどノーダウンタイムですが、たまに薄皮がはがれることはあります。
TCA(CROSS)はより高濃度のTCAをニキビ跡にピンポイントで塗布しますので施術したニキビ跡すべての上にかさぶたがつきます。濃度を濃くすればするほど深達度があがり、コラーゲン増生も強く行われますが赤みも色素沈着も強くなります。現在ニキビ跡へのTCAピーリングはTCA(低濃度)で全顔を施術し、ニキビ跡にはCROSSを併用した施術のみを行っています。
スムースライナー
淡い赤み:1日
腫れ:7-10日
内出血:生じた場合は完全消失まで14日
スムースライナーは剝離(サブシジョン)と同時に高周波(RF)で加熱しますので一時的に少し腫れます。また、皮膚の下にカニューレを入れますが、癒着が高度の場合や刺入部に内出血が生じることがあります。針で行うサブシジョンよりは軽度ですが青紫色→黄色→消失まで約2週間かかります。
サブシジョン(針)
内出血:14日
針でサブシジョンを行うと内出血は必発となります。広範囲の場合はスムースライナーを行うことが多いです。
複合的治療は上の施術の中で組み合わせて行いますが、単独治療と比べてダウンタイムが伸びることはほとんどありません。施術後の冷却付エレクトロポレーションは赤みやダウンタイムの軽減のためには断然おすすめです。