ニキビ跡 クリニック こじまクリニック東京 | 中央区八丁堀 皮膚科 美容皮膚科 形成外科 宝町駅より徒歩3分 ニキビ跡 肉割れ 毛穴治療

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創傷治癒とニキビ跡

創傷治癒とニキビ跡

一般的な創傷治癒の話とニキビ跡治療を絡めて記事を書きます。

創傷治癒
炎症期
受傷した直後から3日間ほど浮腫・紅斑・熱感・疼痛など炎症反応が起こります。
膠原線維(コラーゲンが主成分)の生成は受傷後5日以降始まります。
縫合された傷は約5~8日で膠原線維が増殖し、第一次癒合は2~3週間かかります。

増殖期
受傷後2~3週間までに膠原線維が急増します。(主にⅢ型コラーゲン)
受傷から7週ごろに一定量に達し、次の成熟期と比べてもコラーゲンの総量は同じですが、Ⅰ型コラーゲンに置換されます。
細かくばらばらの構造(Ⅲ型コラーゲン)から太くまとまった構造(Ⅰ型コラーゲン)のコラーゲンに置換され、張力などに耐えれるようになっていきます。

成熟期
受傷後約3週から数年に及び、やっと傷として完成します。

 

瘢痕化していく過程で、傷は癒着を起こしたり拘縮したりします。瘢痕は大部分が膠原繊維からなりますが、1-2年すると瘢痕の中に少量の弾性線維(エラスチンが主成分)が出現してきて瘢痕が弾力のあるものになってきます。

張力は3週間で正常皮膚の約15%で、最終的に約80%程度、弾力については回復率はもっと低いでしょう。つまり真皮の成分は正常の皮膚と比較して完全に元には戻りません。

ニキビ跡は瘢痕組織ですので正常な皮膚とは組成が異なるものです。ニキビ跡はいつ治りますかと聞かれることも多々ありますし、ニキビ跡は治るなどと記載するクリニックもありますが、厳密にはニキビ跡治療とはニキビ跡の性状を正常皮膚に近づける作業です。質感、凹凸、色調などを近づけてぼかしていく治療なのです。ある程度までよくなればよいという方であれば治療回数は少なくなりますし、理想が高い方はそれだけ治療回数を要します。一般に重症度が高い方ほど回数はかかります。

ニキビ跡治療とは瘢痕をいかに目立たなくしていくかという美容的な観点で行うことが多いので、上の内容を熟知した上で効率よくぼかしていく方法を考えていかなければならないと思います。

フラクショナルレーザーは一度の施術で広範囲に点状の傷をつけることができる画期的な施術です。しかしながら、深いボックスカー型やアイスピック型の最深部や癒着の強いローリング型はフラクショナルレーザーだけでは難治でしょう。

当院ではその他の治療と併せて複合的治療を行い効果の向上を図っています。

投稿日:2017年8月1日|カテゴリ:ニキビ跡, 院長コラム